富士フィルム 写真救済プロジェクト
富士フイルムグループは、「Value from Innovation」というコーポレートスローガンの下、事業活動を通じて積極的に独自の社会貢献活動を行っています。
富士フイルムグループは中期経営計画「VISION2016」と中期CSR計画「SVP2016」の活動を通じて、「新たな価値」を創出することにより、社会の持続的な発展に貢献できる企業を目指すとしています。
そんな富士フィルムのCSR活動の1つをご紹介致します。
写真救済プロジェクト
2011年3月11日に発生した東日本大震災で泥まみれになってしまった写真プリントの洗浄ノウハウの提供したり、
津波によって汚れてしまった写真やアルバムをキレイにし、持ち主に返していくプロジェクトです。
地震直後の凄惨な被災現場においてなお、自衛隊の人々は目の前にあらわれるアルバムや写真を無下に扱うことは出来なかったと言います。
瓦礫と化してしまったかつての我が家に戻る被災者の皆さんが、真っ先に探した「写真」そんな大切な写真を少しでもきれいにするため、富士フイルムでは社内ボランティアを募り自社の技術を活かして地域のボランティアと協力して、「写真救済プロジェクト」と称した、写真プリントの洗浄ノウハウの提供活動を行いました。
東日本大震災から2週間後の2011年3月24日に「水に浸かった写真の対処法」をいち早くホームページにアップしました。
また、被災地限定のTVCMや被災地各地での写真洗浄指導などによりさらに多くのボランティアの方々へと写真救済活動は広がっていきました。
写真フィルムの会社ならではのCSR活動です。
この写真救済プロジェクトは、国内外でも高く評価されており、
千葉大学で開催された一般社団法人 日本写真学会の「日本写真学会 年次大会」で写真救済プロジェクトメンバーの鎌田桂成が「会長表彰」を受賞しました。